錦織公園の河内の里では、６月初旬からアジサイが開花している。木造平屋建ての「里の家」の庭に咲く約１５０株のセイヨウアジサイが梅雨時期の憂鬱（ゆううつ）な気分を和ませてくれる。郷愁漂う日本家屋に色鮮やかなアジサイが映える眺めは里山の原風景を感じさせる。
６月19日現在、日当たりの良い所では満開、木陰では五分咲きとなっている。昨年の見頃は６月29日頃だったが、今年は開花が早まっているそう。開花状況は同園ＨＰで確認を。アジサイは咲き始めから枯れるまで、花の色が土壌条件によって変化することから、「七変化（しちへんげ）」の異名を持つ。
実は、アジサイの花びらのように見える部分は「装飾花」といい、ガクが発達したもの。奥のほうに隠れている小さな花が真の花、「真花」。気象台が発表するアジサイの開花日も、この「真花」が２、３輪咲いた日をいう。